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2001 年度 実績報告書

疾病感染に対する太陽紫外線曝露の増悪作用と影響評価

研究課題

研究課題/領域番号 13680630
研究機関長崎大学

研究代表者

大渡 伸  長崎大学, 熱帯医学研究所, 助教授 (80128165)

研究分担者 鳥山 寛  長崎大学, 熱帯医学研究所, 助教授 (00108359)
熊取 厚志  長崎大学, 熱帯医学研究所, 講師 (60244092)
藤巻 康教  長崎大学, 熱帯医学研究所, 講師 (10209083)
金田 英子  長崎大学, 熱帯医学研究所, 助手 (10253626)
キーワード紫外線 / 免疫抑制 / 疾病感染 / マンソン住血吸虫 / DDYマウス / 影響評価
研究概要

外界と接する皮膚は、最前線の生体を守る免疫組織である。しかし、皮膚を構成する免疫担当細胞であるランゲルハンス細胞,角化細胞,肥満細胞などは紫外線により障害を受け、Tリンパ球やナチュラルキラー細胞も間接的に影響を受ける事が明らかとなってきた。
本研究で用いる感染症のマンソン住血吸虫は、中間宿主である貝から水中へ遊出した幼虫が、宿主の皮膚成分に誘引され、免疫組織である皮内へ進入することにより感染が生じる。
我々が日常曝露されている、太陽紫外線曝露の前処置を行ったDDYマウスへの感染実験を行い、紫外線の感染に及ぼす影響を検討している。
本年は、申請の実験計画に基づき、紫外線曝露による免疫抑制について検討した。
免疫の測定項目は、感染に対する防御反応の指標として重要な、下記の項目を選定した。
1)細胞免疫:(1)CD4,(2)CD8
[実験動物]DDYマウス,[太陽紫外線曝露]当地における太陽南中時に15分間曝露を、無拘束マウスに対し屋外で、1週間の間隔を置き2回行った。非曝露マウス(対照群)と曝露マウス:背部体毛を刈ったマウス(曝露無毛群),毛を刈らないマウス(曝露有毛群)の3群で比較した。[結果]曝露無毛群では、CD4/8が曝露後3日目に最低値となり、対照群と比較し有意差が認められた。しかし2週間後には回復した。曝露有毛群では、CD4/8が曝露後7日目に最低値となり、対照群と比較し有意差が認められた。しかし、曝露無毛群と同様に、2週間後には回復した。
2)液性免疫:(1)INF-α,(2)INF-γ,(3)IL-4,(4)IL-10;実験結果を、現在解析中である。

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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