研究課題/領域番号 |
13680644
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
高山 進 三重大学, 生物資源学部, 教授 (80154920)
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研究分担者 |
山田 二久次 三重大学, 生物資源学部, 助手 (40324553)
原田 泰志 三重大学, 生物資源学部, 助教授 (50228657)
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キーワード | 沿岸域統合管理 / 順応管理 / エコシステム マネジメント / チェサピークプログラム / 内湾 |
研究概要 |
〇チェサピーク湾プログラムの内湾モデルは、異なった専門分野間の協働、コンピュータシステムの向上、機能的に分けられた専門的組織の設置、協働と情報交換を促進するための中立的組織の存在によって発展したことがわかった。その中立的組織は多様な研究者間の交流を促進するためにワークショップを開催や水質モデルの外部評価を行っている。また、チェサピーク湾プログラムがモデルを重視した考え方や手法の中に、アメリカで1990年代半ば以降に標準的な手法になったといわれる「順応的管理(Adaptive Management)」や「エコシステムマネジメント」の考え方を読みとることができることを示した。 〇日米の内湾管理システムの立ち上がり過程を、その意思形成のしくみ、水質管理政策とのかかわり、両国の行政間関係等に注目して比較検討した。その際、日本は伊勢湾と瀬戸内海、アメリカではサンフランシスコ湾とチェサピーク湾を取り上げ、地域的な個性と国別の個性を抽出しながら、両国ともに目標とする「沿岸域統合管理」の到達段階とあり方を論じた。 〇「日米の漁業管理システムの比較」という視点から、日本においては伊勢湾のイカナゴの管理、アメリカにおいてはチェサピーク湾のブルークラブの管理問題を取り上げ、モニタリング体制、漁業者の関与、研究者と行政の連携等の側面から比較検討を行った。 〇本科研費の関係で、都合2回メリーランド州に調査を行い(2002年1月、2003年1月)、EPA等連邦機関、州行政、研究者、漁業者、市民のヒアリングで、貴重な知見を得た。 〇日本の内湾管理の方法、とりわけ非点源の水質管理政策について整理、分析するために環境庁へのヒアリング、三重県行政からのヒアリングを行った。
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