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2001 年度 実績報告書

RNAの品質管理機構(Quality Control)

研究課題

研究課題/領域番号 13680767
研究機関九州大学

研究代表者

早川 浩  九州大学, 医学研究院, 助手 (70150422)

キーワード酸化ストレス / 転写エラー / 異常蛋白 / RNA結合蛋白 / 老化 / 品質管理 / Quality Control
研究概要

酸化RNA(8oxoguanine-RNA)に特異的に、且つ強固に結合する蛋白を大腸菌およびマウス脳抽出液中に検出し、大腸菌についてはそのうちの1つがPolynucleotide phosphorylase(PNP蛋白)であることを同定、報告した。(Biochemistry 40,9977-9982 22001)。この遺伝子を欠損した変異株は、酸化ストレスを引き起こすパラコートに対して耐性となるが、遺伝子を導入すると感受性は元のレベルに回復した。このpnp遺伝子にホモロジーをもつ配列が、ESTデーターベース上に多数登録されていることが判ったので、pnp遺伝子情報を元に仮想配列を想定し、目的とするcDNAを決定し、そのDNAを入手した。入手したものについて実際にDNA配列を決定したところ、ほぼ予想した配列に該当した。このcDNAからコードされると期待される蛋白の一次配列は大腸菌PNP蛋白と全域にわたってホモロジーがありた。これとは別に、直接結合活性を指標にヒト蛋白を生化学的に検索したところ、1ヶの蛋白を同定することができた。これは既知蛋白であるが、新たな結合活性を有することが明らかになった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Hiroshi Hayakawa et al.: "Specific Binding of 8-Oxoguanine Containing RNA to Polynucleotide Phosphorylase Protein"Biochemistry. 40. 9977-9982 (2001)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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