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2002 年度 実績報告書

OMP25と関連タンパク質のミトコンドリアの形態と細胞内分布調節における役割

研究課題

研究課題/領域番号 13680797
研究機関東北大学

研究代表者

根本 康夫  東北大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (30250088)

キーワードミトコンドリア / イノシトールリン脂質
研究概要

1.OMP25とシナプトジャニン2Aによるミトコンドリアの形態・細胞内分布調節機構の解析
培養細胞におけるOMP25の過剰発現による細胞内小器官への影響を検討した結果、ミトコンドリアと小胞体の形態が特異的に変化し、ゴルジ体、リソソーム、アクチンおよび微小管細胞骨格など他のオルガネラの分布は影響を受けないことが観察された。
2.OMP25に結合する小胞体膜タンパク質の解析
昨年度OMP25に結合する新しいタンパク質として、ラット肝臓から同定したp200について、リコンビナントタンパク質を作製してOMP25との生化学的結合を検討した。また。p200の単離ミトコンドリアとの結合を検討した。その結果、p200はOMP25への結合を介してミトコンドリア外膜に結合することが示された。p200の異なったエピトープに対する特異的抗体を作製し、これを用いて各組織における発現を検討した結果、p200にはalternative splicingにより異なった分子量のアイソフォームがあり、脳、肺、精巣などでは主に200kDa型、肝臓、腎臓、筋肉などの組織では主に120kDa型として発現していることが明らかになった。また、p200とOMP25を介するミトコンドリアと小胞体との結合の生理的意義を明らかにするため、p200とOMP25との結合を阻害するレコンビナントタンパク質を培養細胞に導入し、脂質やイオンの移動に対する影響を調べる予備的実験を行った。

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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