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2001 年度 実績報告書

中枢性運動障害に対する治療的電気刺激

研究課題

研究課題/領域番号 13680946
研究機関札幌医科大学

研究代表者

村上 新治  札幌医科大学, 保健医療学部, 教授 (30142756)

研究分担者 後藤 美奈子  札幌医科大学, 保健医療学部, 助手 (00295370)
中村 眞理子  札幌医科大学, 保健医療学部, 助教授 (70227940)
キーワード中枢神経 / 痙性障害 / 経皮的電気刺激 / 動作解析 / 表面筋電図
研究概要

これまでの研究では中枢神経性の痙性障害として足関節や上肢を研究対象とした報告が主体となっていたが、今回は上肢及び下肢をも含め、移動動作時の痙性を研究対象にして、身体表面から家庭で実施する治療的電気刺激効果について日常動作の表面筋電図および2次元動作解析を評価にして研究を実施した.
今年度は同意を得た、右大脳運動野出血による片麻痺で痙性障害を特に下腿三頭筋の歩行時にみた51歳男性症例において、立脚時及び歩行時の動作解析と表面筋電図記録を行い、治療的電気刺激を脛骨神経に刺激条件を周波数と時間と家庭での可能な一日の刺激回数の組み合わせを検討して刺激条件標準化の作成を行っている.
この後、成人症例では上肢と下肢の痙性障害を示す症例において、上肢のみ、下肢のみ、上肢と下肢両方を対象にして、刺激条件標準化の症例から得られた刺激条件にて経皮的電気刺激を加えその効果を動作解析と表面筋電図の解析より行い、痙性への効果と随意性歩行内容に対する効果の評価を行い、同時に日常生活QOLへの評価を治療実施の経時記録で行う.この評価により痙性の歩行障害における治療的電気刺激の評価が可能となり、また歩行への上肢と下肢の関連性や関与の様式が明らかになると期待される.さらに、小児の脳性麻痺症例において同様の研究を進めて家庭での治療法の研究を行うため症例の抽出を行っている.

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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