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2002 年度 実績報告書

中枢性運動障害に対する治療的電気刺激

研究課題

研究課題/領域番号 13680946
研究機関札幌医科大学

研究代表者

村上 新治  札幌医科大学, 保健医療学部, 教授 (30142756)

研究分担者 後藤 美奈子  札幌医科大学, 保健医療学部, 助手 (00295370)
中村 真理子  札幌医科大学, 保健医療学部, 助教授 (70227940)
キーワード中枢性運動障害 / 経皮的電気刺激 / 刺激パラメーター / 随意的連続運動
研究概要

脳血管障害を始めとする中枢神経障害による運動障害に対して、家庭でも可能な経皮的電気刺激装置による、四肢の筋および神経の刺激による運動障害の改善を試みることを目的に研究を計画した.研究のポイントとなる経皮的電気刺激装置は、当初の予定であった機器から別の機器への変更が余儀なくされたため、人体への刺激の効果的コントロール条件を求めることを、健常者において改めて計測した.経皮刺激として通電の極性について両極性と単極性を、またその刺激周波数を、そしてさらに刺激インパルスの通電時間と電流値について、そのパラメーターを変えつつ、刺激自体がもたらす疼痛と誘発される筋収縮の効果を、筋電図記録を用いて、最大効果刺激のパラメーターを検討した.その結果、テタヌス刺激となる15-20Hzにての周波数刺激で、刺激疼痛軽減には通電時間短縮で刺激電流増が効果的であることが示唆された.この結果をもとに、臨床試験に入る予定である.
さらに、電気刺激の効果については、種々の臨床評価方法があるが、より客観的で定量的評価をすることを試みるために、今回はあらたに両手手指の随意的連続運動の速度をみることを企画して、そのコントロールデータの収集を計画し、収集スケジュールを実施中である.この運動性効果の評価をとりいれて、臨床効果を観察することを計画中である.

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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