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2001 年度 実績報告書

長野県における戦後地域青年団運動の基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 13710194
研究種目

奨励研究(A)

研究機関信州大学

研究代表者

大串 潤児  信州大学, 人文学部, 講師 (90324219)

キーワード戦後史 / 地域史 / 民衆思想史 / 青年団運動史 / 青年文化運動 / 長野県・松本市 / 山本茂実と『葦』会
研究概要

1.松本市立中央図書館所蔵・松本市青年団関係文書の目録作成と、関係者からの聴き取り調査を実施し、これまで研究研究が手薄であった都市青年団運動について、地域社会・町内会などとの関連に焦点をあてて分析を行った。成果は、「松本市青年団関係資料目録(仮)」(松本市立中央図書館へ提出)の完成と、2002年4月刊行予定の『松本市史研究』第12号(松本市文書館)掲載論文となる。
2.戦後直後から1950年代の青年文化運動について、当時の青年たちに多大な影響を与えた山本茂実主催の雑誌『葦』読者サークル(松本葦会)を題材に、地域青年運動史の観点から、史料収集・目録作成・聴き取り調査を実施した。成果は2002年6月刊行予定の『年報日本現代史』第8号(現代史料出版)に掲載される。なお、松本地域以外の地域葦会史料も収集・調査をしたが、目録化するのみに止めた。
3.当初の予定とは若干異なり、松本地域の青年団運動、文化運動の分析が先行することとなったが、GHQ文書からの長野県青年団史料(青年団関係雑誌・団報)の収集はほぼ終了した。一方、上田地域で発行されていた青年団報については復刻版の悉皆調査・収集を継続している。また、自治体史の収集を実施した。県内発行新聞での青年団関係記事の検索は途中である。
4.行政文書については青年団関係を中心にしつつも、青年団運動と関係の深い公民館活動、村政体制について、下伊那地域松尾村・上郷村などを対象に調査を行った。
5.青年団周辺の文化運動については、戦後直後・キリスト教の影響をうけた文化運動(広丘村[現塩尻市]農村文化研究会)関係者、松本市の政治・文化運動(双輪クラブ)関係者に聴き取り調査を実施した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 大串潤児: "戦後直後・松本市における青年団運動"松本市史研究. 12(未定). (2002)

  • [文献書誌] 大串潤児: "地域「葦」会論"年報・日本現代史. 8(未定). (2002)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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