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2001 年度 実績報告書

韓国三韓時代の墳墓に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 13710230
研究種目

奨励研究(A)

研究機関埼玉大学

研究代表者

高久 健二  埼玉大学, 教養学部, 助教授 (00281197)

キーワード三韓 / 原三国 / 木棺墓 / 木槨墓
研究概要

1.韓国の大学博物館、国立博物館、文化財研究所等で刊行されている当該時期の墳墓に関する発掘調査報告書をもとに、三韓(原三国)時代の墳墓のデータを収集した。データ収集は紀元前2世紀から紀元後3世紀までの石棺墓、木棺墓、木槨墓について行い、地域的には最も調査が進んでいる慶尚南・北道が中心となっている。この他に忠清南・北道、全羅南・北道においても三韓時代の墳墓が調査されており、その一部のデータを収集した。現在、637基の墳墓データを収集し、全体の約90%が終了したが、新出資料などについて継続してデータ収集を行う予定である。
2.収集した墳墓資料については、すべてデータベース化を行っている。データベースの項目としては、所在地、調査年、墳丘(形状、規模)、埋葬主体部(型式、規模、主軸方向、頭位、構造)、築造年代、副葬品配置、副葬品種類(装身具、鏡、武器・武具、車馬具、農工具、漆器、金属容器、土器)、参考文献等を抽出し、データベース・ソフトへの入力を進めている。また、図面・写真等に関しては、墳墓ごとにカード化して、整理を行っている。現在、これらの作業は全体の約60%が終了している。
3.2のデータベースについては、将来的にWeb上で公開していく予定である。また、本研究の成果の一部は「三韓の墳墓」(『東アジアと日本の考古学』I)、および「楽浪郡と三韓」(『韓半島考古学論叢』)で発表した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 高久 健二: "三韓の墳墓"東アジアと日本の考古学 墓制(1). I巻. 33-62 (2001)

  • [文献書誌] 高久 健二: "楽浪郡と三韓"韓半島考古学論叢. (発表予定). (2002)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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