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2001 年度 実績報告書

書簡文研究資料としての明治期往来物の収集と資料的性格の分析

研究課題

研究課題/領域番号 13710250
研究種目

奨励研究(A)

研究機関独立行政法人国立国語研究所

研究代表者

小椋 秀樹  独立行政法人国立国語研究所, 研究開発部門・第一領域, 研究員 (00321547)

キーワード書簡文 / 往来物 / 明治期 / 定型表現
研究概要

本年度に行った研究は、以下の3点である。
(1)明治期往来物の調査・収集
国立国会図書館において明治期往来物の調査を行うとともに、文献複写を行った。また、大阪府立図書館、大阪府立中之島図書館においても明治期往来物の調査を行った。これと調査と並行して、古書店からの明治期往来物の購入を進めた。
以上の調査・収集の結果、調査・収集した明治期往来物の数は、本研究実施以前に調査したものもふくめて、合計250点となった。
なお、国立国会図書館、大阪府立中之島図書館における調査では、明治期往来物の資料的性格の分析を行う際の参考とするため、近世期の往来物の調査も合わせて実施した。
(2)明治期往来物の書誌的調査、整理・分類ならびに調査文献データベースの作成
調査・収集した往来物については、随時、分類・整理を行い、調査文献データベースに登録した。なお、書誌的調査の調査項目は、以下のとおりである。
調査項目:外題 内題 柱題 編著者 刊行者 刊行年 大きさ 丁数 本文の書体 例文数 所蔵 目録番号・請求記号 頭書 付録 その他
なお、現時点で、調査・収集した250点の明治期往来物すべてについて、書誌的調査を完了している。
(3)資料的性格を分析するための定型表現の使用実態調査
調査文献データベースへの登録が終了した往来物を対象として、定型表現の使用実態調査に着手した。
男子用往来物については、頭語・結語、および相手への依頼を表す「〜べく候」の使用実態調査を進めた。女子用往来物については、文末辞「参らせ候」の使用実態調査を進めた。

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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