今年度はまず、これまでに発表した「明治期俳書出版年表(一)〜(四)」に洩れた俳書について、データを収集した。これらの新規データを補った上で、すべての俳書を出版年代順に並べ、書型・編著者・発行所・所蔵先などの項目に分類した出版年表を完成させる作業は、来年度に行うこととする。 さらに上記の年表に基づき、所蔵機関に実地に赴き、明治期俳書の調査を行った。今年度行った調査は以下の通りである。 ○国立国会図書館(東京都千代田区)12回 ○東京大学総合図書館(東京都文京区)3回 ○天理大学附属天理図書館(奈良県天理市)2回 上記機関で、原本またはマイクロフィルムにより閲覧し、書誌データ調書を作成した。その際には今年度購入したノートパソコンを用いてデータを入力し、書誌解題作成への基盤作りをおこなった。また必要なものについては紙焼きを作成した。
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