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平成13年度では、激変するグローバルあるいは国内の法的規制の潮流を手始めに、とりわけ現在における企業のマーケティング活動に関連した法的規制をめぐる様々な状況を研究してきた。具体的には、まだ研究半ばではあるが、市場における法的規制の生成および、その変遷について、また法的規制が現在に至るまでにどのようにマーケティング活動に関わってきたかについて研究を行ってきた。さらには、マーケティング活動に関連した法的規制を詳細に洗い出し、各業界別あるいはマーケティング戦略上の観点からそれらを分類し、マーケティング研究における法的規制の重要性について研究のベースを構築してきた。また、それと平行して、理論研究の礎となるマーケティング活動と法的規制の関係を扱った既存研究のレビューを行ってきた。マーケティング研究において、この領域の研究は、他の領域に比べて限定的である。それゆえ、マーケティング研究の領域における関連文献・論文のより詳細なチェックを行うとともに、他の学際的研究分野(たとえば、法学分野、経済学分野など)にその範囲を広げ、マーケティング活動と法的規制の関係を浮き彫りにしてきた。当然のことながら、まだ継続段階であり、必要であればアプローチ領域も広がる可能性がある。
そして今一つは、マーケティング活動と法的規制の関係を調査するにあたって、業界別の企業選び、とりわけ、どのように法的規制がマーケティング活動に影響を及ぼしているか、また今後の法的規制の変化がマーケティング活動にどのような影響を及ぼすのか、についてヒアリング調査を実施してきた。これについても、平成14年度でも引き続き行っていきたい。
以上、平成13年度は、主にマーケティングと法的規制の関係を国内外的かつ詳細に研究するために、様々な文献レビューと、ヒアリング調査を行ってきた。当然のことながら、既存研究の文献レビュー、ヒアリング調査など、研究継続性の高いものについては、平成14年度も引き続き行っていく予定である。
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