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2001 年度 実績報告書

位相的場の理論の構造

研究課題

研究課題/領域番号 13740247
研究種目

奨励研究(A)

研究機関北海道大学

研究代表者

秦泉寺 雅夫  北海道大学, 大学院・理学研究科, 講師 (20322795)

キーワード位相的場の理論 / 超対称ゲージ理論 / 量子ホモロジー / 超幾何微分方程式 / Gauss-Marin系 / アフィン・リー環 / モジュライ空間
研究概要

当研究課題では、位相的場の理論の研究、特に複素射影空間内の超曲面の量子コホモロジーの研究、及び、4次元代数多様体上のN=4超対称性を持つゲージ理論のS-双対性の研究が具体的な課題であった。
今年度は、この課題において大きな進展があった。
まず、超曲面の量子コホモロジーについては、今まで明らかでなかった一般型の超曲面の量子コホモロジーと超幾何微分方程式との関係を、ガウス_マニン系を用いて明らかにしたことである。この手法は、一般型の超曲面の場合にも、量子コホモロジーを微分方程式の理論で、扱えることを示唆し、今後の大きな発展が期待できる。研究課題の目標の達成も、現実的なものとなっている。
N=4超対称性を持つゲージ理論については、K3曲面上のSU(N)ゲージ理論の分配関数を、オービフォールドの手法を用いて導出することに成功した。
この結果は、分配関数と、アフィン_リー環の結び付きを明らかにし、他のゲージ群に対応する分配関数の決定など、多くの応用が期待できる。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] M.Jinzenji: "N=4 Supersymmetric Yang-Mills Theory on Orbifold T^4/Z_2 : Higher Rank Case"Journal of High Energy Physics. 0112-002. 1-17 (2001)

  • [文献書誌] M.Jinzenji: "Gauss-Manin System and Virtual Structure Constants"International Journal of Mathematics. (in PRESS).

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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