研究概要 |
平成13年度は,各分野の基礎的な知見の確認,実験装置の設計・製作,共振現象発現の確認と簡単に発電可能性を確認した. まず,建設・建築分野の資料をもとに,共振現象を誘発する構造体の断面形状を決定した.そして,流水中で共振現象を確認するための流水路の設計および製作を行った.あわせて,流体力学のカルマン渦に関する知見を深め,構造体の固有振動数とカルマン渦の発生周期を一致させるために必要な知見(ストローハル数)について調査した. それら実験装置および知見をもとに流水路中で構造体がカルマン渦を励振源として共振現象を起こすことを確認した. さらに,構造体に簡易的な発電装置を取り付け,非常に微弱ではあるが発電が可能であることを確認した. また,これら結果をまとめて,(社)計測自動制御学会システムインテグレーション部門学術講演会で発表した.
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