研究概要 |
本年度に、復旦大学人口研究所長彭希哲教授の招聘を受けて、補足調査として、上海市都市計画管理局と浦東地区都市計画設計院への訪問調査、浦東地区を含む上海市の現地調査などを実施した。具体的に、2002年8月19日〜27日、上海市復旦大学人口研究所、深せん市土地管理局の協力を得て浦東地区再開発事業の関連資料の収集、深せん市都市開発の関連調査を行った。 本年度中、調査結果と資料に基づいて、分析作業を行い、まとめられた研究成果を国際会議、日本建築学会、都市計画学会の学術雑誌へ投稿準備中である。その内容として、第1に、「中国上海市における浦東地区大規模開発と抑制性詳細計画の役割について」をまとめている。第2に、昨年中に行われた従業員アンケート調査に基づいて、「Analysis of Pudong Large-scale Development Project Based On Questionnaire Survey In Shanghai, China」をまとめ、復旦大学と共同的に中国の学術雑誌へ投稿準備中である。第3に、再開発後の浦東地区の都市構造を把握するため、地理情報システムデータと1995年時点における浦東地区の企業統計、人口関連資料、不動産関連の資料を合わせて、都市構造の変容に関する考察を進めている。 現段階の研究成果は、従業員アンケート調査の内容に基づいてまとめた研究論文を第7回アジア都市計画国際会議APSA(The 7th International Congress of Asian Planning Schools Association)への研究発表を行うことである。
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