ゼロミッション型社会の構築のためには、天然ガスならびにバイオマス等に代表される低環境負荷の有機資源、あるいは太陽電池等を駆動して発電するエネルギー等を利用した化学反応器、システムの開発が必要である。 本研究では、特に溶融炭酸塩型の燃料電池を数cm、直径数mmにマイクロ化し、これを直列にモジュール化したマイクロ発電システムを開発し、別途業績にまとめた3件の研究発表を行うに至っている。 また、このような反応器要素のマイクロ化技術をさらに応用、利用するために、数cm角の微小なチップに、マイクロオーダーの流路を形成し、薄膜状のマイクロヒーター、熱電対等を実装した流体用マイクロシステムデバイスの開発に成功した。 これを生体反応用のマイクロバイオシステムデバイスとして利用展開を目指す。別途業績には、この基盤技術を含め、3件の研究発表を行うに至っている。
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