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2001 年度 実績報告書

スマートポリマーナノ分子集合体を利用した自律応答型人工シャペロンの設計と応用

研究課題

研究課題/領域番号 13750736
研究種目

奨励研究(A)

研究機関大阪大学

研究代表者

馬越 大  大阪大学, 基礎工学研究科, 講師 (20311772)

キーワードストレス応答 / 人口シャペロン / タンパク質 / スマートポリマー / リフォールディング / 水性二相分配法 / リポソーム / バイオプロセス
研究概要

環境の変化(ストレス・刺激)を認識して,自律的に応答して自己改変し,新たな秩序構造を形成する「生体機能摸倣型ナノバイオファクトリー」の設計・開発を目指して,「1.自律応答型人エシャペロン」および「2.ナノバイオファクトリー」をキーワードにして,以下の二段階に分けて検討を進めている.平成13年度は,主として前者の項目についてデータを蓄積した.
(1)ストレス(刺激)条件下におけるスマートポリマーナノ分子集合体の調製・表面特性の解析
これまでの方法論(平成11・12年度科研費奨励研究(A),11750693)に基づいて,自律応答型人エシャペロンを開発した.設計指針に基づいて,各種ストレス(刺激)条件(例えば,温度,pH)で,鋭敏・迅速に構造を変化する刺激応答性高分子を合成した.開発済みの水性二相分配法・固定化リポソームクロマトグラフィー・誘電応答法などの解析手法を用いて,各種刺激条件における,スマートポリマー分子集合体表面のナノドメイン構造の疎水性・電荷を解析した.これらの解析には,既存の設備(クロマトグラフィー解析装置・誘電分散解析装置・蛍光分光光度計など)を利用した.
(2)人エシャペロンの機能評価および設計指針の確立
モデルタンパク質の(i)巻戻り促進能,(ii)膜透過促進能,(iii)安定な複合体形成能など,スマートポリマー分子集合体の人エシャペロンとしての機能を解析した.自律応答型人エシャペロンが機能発現モデルを提示し,それに基いて,自律応答型人エシャペロンの設計スキームを構築した.

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Menayame, M.F., et al.: "Characterization and Control of Stimuli-Induced Membrane Fusion of Liposomes in the Presence of Proteins and Stimuli Responsive Polymers"Biochem.Eng.J.. (in press). (2002)

  • [文献書誌] Menayame, M.F., et al.: "Evaluation and Control Interaction between Liposome Membranes Induced by the Stimuli Responsive Polymers and Proteins"J.Biosci.Bioeng.. (in press). (2002)

  • [文献書誌] Menayame, M.F., et al.: "刺激応答型リポソーム膜融合現象の評価"化学工学論文集. (in press). (2002)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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