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2001 年度 実績報告書

日本産ユリ科植物の繁殖習性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 13760029
研究種目

奨励研究(A)

研究機関東京農業大学

研究代表者

鈴木 貢次郎  東京農業大学, 地域環境科学部, 講師 (80256643)

キーワードユリ科 / 繁殖 / 種子 / 発芽
研究概要

本研究では,造園・緑化に用いることのできる新たな植物材料の生産や,自然保護地域における保護のために,日本産ユリ科植物の繁殖習性,特に種子発芽習性について明らかにする実験を行った。
本年は特に,今まで続けてきたギボウシ,ゼンテイカ,ウバユリ,サルトリイバラに加えてカタクリ,アオヤギソウ,ハマカンゾウを実験対象種として選び,発芽所用期間(結実から発芽までの時間)や,種子の休眠(後熟性,発芽阻害物質の有無,硬実),地上子葉・地下子葉の別等の種子発芽習性について求めた。
その結果,発芽所用期間について,ウバユリ,カタクリ,サルトリイバラは約1年,アオヤギソウは1〜2ヶ月,ギボウシ,ゼンテイカ,ハマカンゾウは半年であることがわかった。また,(1)ゼンテイカ,ハマカンゾウは種子後熟性があり,しかもその後熟性がすすんだあとの発芽温度条件がゼンテイカは低温(10℃),ハマカンゾウは高温(25℃)内外であること,(2)ギボウシ種子は,極端な乾燥や湿潤条件で発芽力を失うこと,(3)ゼンテイカ種子は乾燥によって発芽力を失うこと等が,発芽実験や胚と胚乳の発達の様子の観察によってわかった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Suzuki Kojiro: "After-ripennig in Hemerocallis seeds"Seventh International Workshop on Seeds. (発表予定).

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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