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2001 年度 実績報告書

線虫(Caenorhabditis elegans)の寿命変異体の解析

研究課題

研究課題/領域番号 13760075
研究種目

奨励研究(A)

研究機関横浜市立大学

研究代表者

藤井 道彦  横浜市立大学, 木原生物学研究所, 助手 (80285155)

キーワードC.elegans / aging / oxidative stress
研究概要

酸素は生命活動に必須であるが、様々なストレスを引き起こす危険因子でもある。酸素は生体内で反応性の高い活性酸素(O_<2->、H_2O_2、・OH等)を生成し、それらが生体分子を攻撃する。現在活性酸素は老化の促進を引き起こす主要因子の一つと考えられている。本研究は、活性酸素と老化の関係を遺伝学的に明らかにするため、遺伝的解析の可能な線虫(Caenorhabditis elegans)を用いて、酸化ストレス・老化に関わる遺伝子を同定することを目標とする。戦略として、既に得られている長寿命/活性酸素耐性変異体(mev-4)、短寿命/活性酸素高感受性変異体(oxy-4)の原因遺伝子を期間内にクローン化する。
1.変異体の原因遺伝子のマツピング
これまでの解析により、mev-4の原因遺伝子は染色体Vのunc-23とrol-4を含む領域に、oxy-4の原因遺伝子は染色体IIIのdpy-17のごく近傍に存在することが判明していた。さらに詳細な原因遺伝子のマッピングを行った結果、mev-4の原因遺伝子の存在箇所をsma-1とlon-3の間にマッピングした。同様に、oxy-4はdpy-17とlon-1の間にマップされた。
2.変異体の原因遺伝子の同定
現在、この領域に含まれる遺伝子をリストアップし、塩基配列の決定を行い、変異した遺伝子を探している。現在のところ、mev-4、oxy-4ともに、ある遺伝子に変異を見いだしているので、それらの遺伝子が表現型を相補するかどうか調べている。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Suzuki, T. et al.: "Induction of senescence-associated genes by 5-bromodeoxyuridine in HeLa cells"Exp.Gorontol.. 36. 465-474 (2001)

  • [文献書誌] Suzuki, T. et al.: "5-Bromodeoxyuridine suppresses position effect variegation of transgenes in HeLa cells"Exp.Cell Res.. 266. 53-63 (2001)

  • [文献書誌] Michishita, E. et al.: "5-Haloganated thymidine analogues induce a senescence-like phenomenon in HeLa cells"Biosci.Biotechnol.Biochem. (in press). (2002)

  • [文献書誌] Fujii, M. et al.: "5-Bromo-2'-deoxyuridine efficiently suppresses the division potential in yeast Soccharomyces cerevisiae"Biosci.Biotechnol.Biochem. (in press). (2002)

  • [文献書誌] Ogino, H et al.: "Binding of 5-bromouracil-containing S/MAR DNA to the Nuclear matrix"DNA Res.. (in press). (2002)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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