• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2001 年度 実績報告書

ウシ初代培養細胞への遺伝子導入による脂肪細胞分化の誘導とその解析

研究課題

研究課題/領域番号 13760199
研究種目

奨励研究(A)

研究機関京都大学

研究代表者

谷口 幸雄  京都大学, 農学研究科, 助手 (10252496)

キーワードウシ / 脂肪細胞分化 / 転写制御因子 / 遺伝子導入 / C / EBPα / C / EBPβ / C / EBPδ / PPARγ
研究概要

脂肪細胞分化の制御に関わる転写因子C/EBPファミリーおよびPPARγを使い、黒毛和種牛の筋肉および脂肪組織由来の初代培養細胞に対して遺伝子導入を行うことで脂肪細胞分化の誘導を試み、これによりウシC/EBPファミリーおよびPPARγの脂肪細胞分化のおける機能を検討するとともに、筋肉組織内で起こる脂肪細胞分化の制御機構を明らかにすることを目的とした。
今年度は、既にクローニングしているウシC/EBPα・β・δおよびPPARγの翻訳領域をCMVプロモーターの下流に組み込み、動物細胞での発現ベクターを作製した。これらの発現ベクターが機能を持つ転写因子タンパク質を発現するかどうかを、Cos-1細胞への遺伝子導入実験により検討した。ウエスタンブロット解析では、ウシC/EBPα・β・δおよびPPARγの各発現ベクターを導入した細胞において、それぞれの特異抗体によりシグナルが検出され、目的のタンパク質が発現していることが確認された。またC/EBPα・β・δについては、C/EBP結合配列を持つleptinプロモーターを挿入したレポータープラスミドとの遺伝子導入実験により・これらの発現ベクターが標的遺伝子の転写を活性化することも確認した。
さらに、ウシ初代培養細胞への遺伝子導入法を検討し、リポソーム法により導入が可能であることも確認した。
現在、ウシC/EBPα・β・δおよびPPARγ発現ベクターを導入したウシ初代培養細胞由来の細胞株の樹立について検討している。

URL: 

公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi