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2002 年度 実績報告書

放線菌の新規遺伝子プロモーターの機能開発

研究課題

研究課題/領域番号 13760233
研究機関筑波大学

研究代表者

橋本 義輝  筑波大学, 応用生物化学系, 助手 (00323254)

キーワードプロモーター / 遺伝子 / 発現
研究概要

Rhodococcu rhodocurous J1菌由来のタンパク質誘導発現系(ニトリルヒドラターゼ系)が既に取得されているが、本系を利用した場合、尿素を誘導剤とした場合に50%以上を占めるほどニトリルヒドラターゼ(ニトリルをアミドに分解する酵素)が著量発現する。
一般的に利用されている大腸菌での発現系ではRhodococcus属由来の遺伝子はしばしば発現しないことが認められていることから、Rhodococcus属由来の酵素による有用物質生産などを考えた場合、Rhodococcus属を宿主とする大量発現系が必要となる。Rhodococcus属放線菌内で複製するプラスミドにニトリルヒドラターゼ遺伝子周辺領域を連結・導入し、J1菌とは別のRhodococcus属放線菌において発現するかを確認した。その結果、(構成的ではあるが)ニトリルヒドラターゼの高発現が確認できたことから高発現ベクターを構築できる可能性が示唆された。
次に、産業上有用な特徴を有するロドコッカス属放線菌の宿主としての利用を目指し、遺伝子組換え系(宿主・ベクター系)の開発を試みた。当研究室保有のロドコッカス属放線菌、および理化学研究所微生物系統保存施設(JCM)と独立行政法人製品評価技術基盤機構生物遺伝資源センター(NBRC、旧IFO)から購入した計40株以上のロドコッカス属放線菌を対象として、プラスミドを検索したところ、数種のプラスミド保有株がスクリーニングできた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Goda, M. et al.: "Isonitrile Hydratase from Pseudomonas putida N19-2"J.Biol.Chem.. 277. 45860-45865 (2002)

  • [文献書誌] Hashimoto, Y. et al.: "Site-directed mutagenesis for cysteine residues of cobalt-containing nitrile hydratase"J.Inorg.Biochem.. 91. 70-77 (2002)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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