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Human EF-1αプロモーターを結合したmouse ICAD(caspase-3依存性DNA分解酵素インヒビター)のDNAコンストラクトを作成し、C57BL/6マウスの受精卵に注入した。
得られたマウスはhuman EF-1αとmouse ICADのプライマーを用いたPCRにてICAD遺伝子の導入を確認した。
現在、ICADトランスジェニックマウス皮膚の免疫組織学的な検討およびノーザンブロットによるメッセンジャーRNAの発現量の検討、ウェスタンブロットによる遺伝子蛋白の発現の検討をおこなっている。その解析は次年度に及ぶ予定である。
今後、上記の解析と平行して、Caspase-1トランスジェニックマウスとの交配によるICADの機能の解析を行っていく予定である。
Caspase-1トランスジェニックマウスでは皮膚のアポトーシスを起こす以外に高IL(インターロイキン)-18血症を伴うことがわかっており、交配させたマウスでのIL-18の変化がないかも検討していく予定である。
また、強力なウィルス発現ベクターにはめ込んだCaspase-3、Caspase-8、CADのアポトーシス遺伝子を経皮的に導入し、ICADのアポトーシス抑制機能を解析していく予定である。
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