HOX遺伝子の新規counterpartをクローニングする前に、健常人骨髄、末梢血サンプルを用い、HOX遺伝子の発現をPCRで検討した。PCRを用いることでHOX遺伝子は、骨髄のみならず、末梢血においても充分発現が検出し得た。このことから、患者から得られた骨髄のみならず、末梢血サンプル、摘出脾臓からの抽出細胞で、新規のHOX遺伝子のcounterpartを検討することが可能であることがわかった。 また。既知のHOX A9 m-RNA全長に対しN末からprimer set(5'primer4種類、3'primer3種類)を作成した。これらのコンビネーションは11組になり、全長をカバーするわけだが、正常コントロールとして健常人骨髄、末梢血を用い、11組のコンビネーション全てで、すなわち全長にわたってPCR産物が検出できることを確認した。このprimer setを用い、患者検体でHOX遺伝子が検出でき、またN末からどのくらいまで検出できるかを確認する予定である。
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