研究概要 |
以下に示すプロジェクトに対して研究が進んでいる。 1.マウス心臓ADRP関連蛋白cDNAのスクリーニング λTriplexシステムを用いてマウスADRPcDNAをプローブとしてマウス心臓cDNAライブラリーよりADRPのクローンをスクリーニングし、いくつかのクローンを得た。それらが、ADRPとどのように関連しているかは不明であるが、現在、それらをplasmidへconversionし、それらのクローンの同定を進めているところである。今後、いくつかについてはdirect sequencing、northerm blots等により、解析を進めていき、ADRPとの関連を決定していく。 2.ヒトperilipinゲノムの全構造の決定 上記研究を優先しているため、ヒトゲノムライブラリーのスクリーニングは進んでいないが、すでにいくつかのクローンを得ている。それらの配列を決定し、エクソン、イントロンを決定し、プロモーターまで獲得する。欠損している部分についてはスクリーニングを追加する。 3.ADRPプロモーター領域の解析 肝細胞、マクロファージを用いてプロモーター解析を進行中である。すでにPPARγライガンド(チアゾリジンダイオン、15-デオキシ-^<12,14>-プロスタグランジンJ2)、PMAなどがADRP発現を調節していることを見いだし、それらが作用するおおよその部位を同定した。さらにmutagenesis等により、確認を急いでいる。 追加承認になってから期間が短いため、まだ多くの実績が出ているわけではないが、平成14年度はさらに実績を示せる予定である。
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