1、DNA等の核酸の取り扱いを習得するための手技すなわち (1)プラスミドDNAを用いたサブクローニング、DNAの分離・精製。 (2)cell lineを用いた基本的細胞培養手技の修得。 (3)上記cell lineを用いたmRNAの抽出、PCRによるcDNA作成およびRT-PCR。 以上の手技を実験に先立ち実際に行った。 2、ヒトTGF-β1遺伝子(cDNA)の作成 cDNAライブラリーを作成中であるが、ウイルスベクターの選定や、発現ベクターのデザインのための情報収集段階で試行錯誤を重ねている段階である。 3、また、上記と平行してウサギ(成熟家兎)大腿骨の関節軟骨に対する自家骨軟骨移植(Mosaicplasty)手技の確立を目指していたが、こちらは手技的にはほぼ確立できた。 さらに、同軟骨移植部の評価のための硬度圧測定についても現在なおその手技の確立に向けて調整中である。 以上現時点では、それぞれの段階で試行錯誤を重ね、最終の結果までには至っていないが、方向性としては間違っていなく、将来的には有用な結論が出ると思われる。
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