• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2001 年度 実績報告書

前立腺癌に関わる新しい男性ホルモン反応性遺伝子の同定と治療への応用研究

研究課題

研究課題/領域番号 13770887
研究種目

奨励研究(A)

研究機関横浜市立大学

研究代表者

藤浪 潔  横浜市立大学, 医学部・附属病院, 講師 (50326039)

キーワード前立腺癌 / 男性ホルモン / Differential display法
研究概要

前立腺癌に関わる新しい男性ホルモン反応性遺伝子の同定のために以下の実験を行った。
Androgenにより刺激した男性ホルモン反応性ヒト前立腺癌細胞株LNCaP細胞を採取し、RNAを抽出した。Differential display法(DD法)によりこれらの細胞間で発現の異なる遺伝子断片を取り、sequence解析を行った。その後、この遺伝子断片をNorthern blot解析、または、RT-PCRにより発現の相違の再現性を確認した。
DD法により85個の遺伝子断片を採取しsequence解析、Northern blot解析、または、RT-PCRを行い、発現の相違の再現性を確認した遺伝子断片は4つであった。1つはhomo sapiens liprin alpha-2geneとcomplete match(1201-2),2つめはmouse Nkx3.1と75%相同性あり(904-2)、3つめはhuman tcp-1とcomplete match(102-2),4つめはdbESTにてcomplete matchを認める遺伝子断片(35)であった。これらの遺伝子断片はNo.1201-2のみがandrogen down-regulateであり、そのほかはandrogen up-regulateであった。
次にNo.1201-2,904-2においてLNCaP以外のandrogen非依存性前立腺癌細胞株(PC3,DUl45)においてその発現をRT-PCRにて調べたところ、両者ともLNCaPに比べPC3,DU145では発現が低下していた(No.1201-2ではPC3,DU145では発現は認めなかった)。

URL: 

公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi