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2001 年度 実績報告書

Telomeraseによる口腔領域前癌病変の早期評価と治療への応用の検討

研究課題

研究課題/領域番号 13771088
研究種目

奨励研究(A)

研究機関神奈川歯科大学

研究代表者

三好 代志子  神奈川歯科大学, 歯学部, 助手 (70288075)

キーワードTelomerase / hTERT / TRF / TRAP / in situ TRAP
研究概要

我々は口腔癌において癌に特異的にTelomerase活性が認められることをすでに報告してきた、口腔粘膜上皮に発生する前癌病変、特に白板症・紅板症等に注目しTelomerase活性と関連遺伝子などを調べ組織学的所見と対比して良・悪性の境界病変の判定にどのように役たつか検討する。またTelomeraseを標的したそれら前癌病変の治療の可能性を検討する。
ヒト口腔領域原発の前癌病変組織において、1.生検および手術にて得られた口腔領域の前癌病変組織を、病理組織学的に判定した。
2.同時に採取した各新鮮組織よりDNA・RNAを抽出し、また核抽出液も作製した。
(a)Telomere長TRFをサザンブロット法にて測定した。
(b)ヒトTelomerase逆転写酵素hTERT (human telomerase reverse transcriptase)・ヒトTelomerase付属蛋白質hTRF1/2(human telomerase repeat binding facter1/2)とアポトーシス関連遺伝子(p53遺伝子・bcl-2遺伝子)の発現をRT-PCR法にて測定した。
(c)PCR-プライマーエクステンションによるTelomeric repeat amplification protocol (TRAP) assay法でTelomerase活性を測定した。
3.同上の組織からin situでのPCRによるin situ TRAP法を行いTelomerase活性の細胞レベルでの発現の有無を調べた。
4.免疫組織染色やフローサイトメトリーにより細胞増殖率や細胞周期を測定した。
5.口腔腫瘍細胞を用いてTelomerase逆転写酵素阻害剤(AZTなど)やアンチセンス(TERT発現ベクターの変異導入など)の細胞内導入を試み、細胞増殖やTelomerase活性の発現の変化を検討した。

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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