研究概要 |
1.ブラキシズム測定装置の開発 小型軽量のノート型パーソナルコンピュータ(Dell社製Inspiron8000)と測定データを入力・格納するための計測制御用機器(Keyence社製NR-2000)の接続を行った.既存のブラキシズムデータより,測定項目は咬筋筋電図,オトガイ筋筋電図,体位測定器に決定し,電源供給を含めた生体アンプの小型化,測定時間の延長を目標として試作機の制作を進めている.測定時間は少なくとも8時間は必要と考えている. 測定の簡略化に関しては,従来使用していた皿電極ではなく,市販の低周波治療器に用いられているゲル状の電極を使用できるか,測定精度・耐久性に関しての試験を行っている. データサイズは,記録媒体としてCD-R/Wを用いることとして,測定ソフトウェアと解析ソフトウェアの開発を進めており,動作確認中である.特に測定ソフトウェアは,患者が容易に操作できるように変更中である.コスト面よりデータサイズの縮小に関しても考慮している.一夜あたりの測定コストは人件費をのぞいた電池,記録媒体,電極等で1000円を切ることを目標としている. またインフォームドコンセント用の資料,測定用の説明書,測定前後に用いる問診票に関しても整備を進めている. 2.予備実験 試作機を用いて測定機器の動作試験を行っているが,本格的な夜間睡眠中の測定は準備中である.上記事項に関しての整備を進めるとともに,早期に予備実験を行い,測定項目の変更を含め研究プロトコールの検討を重ねる必要があると考えている.
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