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2001 年度 実績報告書

CAD/CAMによる磁性アタッチメントのダブルクラウンの製作についての実験的研究

研究課題

研究課題/領域番号 13771195
研究種目

奨励研究(A)

研究機関愛知学院大学

研究代表者

金澤 毅  愛知学院大学, 歯学部, 講師 (10261017)

キーワード根面キャップ / CAD / CAM / 根面板 / 磁性アタッチメント / ポスト / ダブルクラウン
研究概要

磁性アタッチメントを備えたブルクラウンをCAD/CAMで製作するための前段階として,ダブルクラウンの下部の構造に類似する根面キャップの製作がCAD/CAMで可能であるか検討するために,以下に示すような実験を行った.
実験方法:歯科用三次元測定/切削システムの1つであるデンタルキャディムを用いて,以下に示す各原型から根面キャップの試料を製作した.
実験1ではマージン部にベベルを有しない根面キャップで,ポストと根面板の移行部分の形態を変化させた各原型からそれぞれ試料を製作し,それらの原型に対する形態精度について検討した.次に実験2として,マージン部にベベルを有する根面板について,同様の製作精度を検討した.さらに実験3では切削工程のみを繰り返して複数の試料を製作し,その試料間の形態的バラツキを測定して切削時の誤差を検討した.
結果:実験1において,根面板とポストの移行部分に明瞭な線角を付与した形態のもの(Aタイプ)と,丸みを付与した形態(Rタイプ)とでは,前者では,試料と原型との間により大きな間隙がみられた.また,実験2における試料と原型との間隙量は,マージン部で約100μm,ポスト先端部で約82μmであった.さらに実験3の試料は,実験2の試料と比較して,バラツキが少なく良好な適合を示した.
結論:現在市販されているCAD/CAMによって,従来製作が困難であるとされていた根面キャップの製作が可能であることを示し,根面板とポストとの移行部分の形態が適合に影響を及ぼすことが示された.また,このシステムの誤差は,主に形態測定時に発現することも確認された。

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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