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2001 年度 実績報告書

市町村保健婦(士)の職務エンパワーメントにかかわる関連要因

研究課題

研究課題/領域番号 13771490
研究種目

奨励研究(A)

研究機関日本赤十字北海道看護大学

研究代表者

高橋 幸枝  日本赤十字北海道看護大学, 看護学部, 講師 (40316310)

キーワード市町村保健師 / 職務エンパワーメント / 現任教育 / ヘルスプロモーション / 力量形成 / 職業的成長促進要因 / 職業的成長影響要因 / 当事者参加型リサーチ
研究概要

国内・国外の文献検討を行ったところ、医療施設において看護業務に従事している看護師を対象に、病院・病棟を単位とした量的・質的アプローチによる先行研究は存在した。しかしながら、本研究では、病院組織とは異なる地方行政機関に所属し看護職の免許を持ち地方公務員でもある保健師を対象に考えていることから、医療施設に勤務している看護師とは労働条件・状況が異なると考えられた。
そこで実際に、研究参加の同意を得られた人口規模・基幹産業構造の異なる2つの自治体において、地域保健活動において一定の実績のある同一の指導者の指導を受けながら1999年より10日/年のペースで事業展開し事業開始後3年を経過しようとしている2001年12月〜2002年3月にかけて、所属する保健師らに面接を行った。面接にあたり筆者から各保健師に提示した項目は「事業をはじめる前と今で変わったと思うこと」「現在の自分の課題」「指導者らの指導を受けて思うこと、考えること」「このような事業を、町保健師、指導者だけでなく、大学のような他機関も協同で行うことについて思うこと、考えること。市町村からみたメリット・デメリット、大学に望むこと」であったが、各関係者それぞれに自由に関連していると考える内容を表出してもらうよう促した。いわゆる半構成的面接聞き取り調査であり、各面接場面は関係者の同意を得て概ね一人あたり1〜1.5時間ほどであった。面接内容については各保健師らより同意承諾を得てテープ録音し、逐語録を作成継続中であり、分析をはじめたところである。
面接を行った2自治体11名の各保健師らは、所属自治体と関係なく、指導者が入ってこの事業をはじめる前の自分の仕事のすすめ方と現在のやり方ではいい意味で変わったという内容の主観を述べていた。現在、その面接内容について順次逐語録を作成中であり、1つの自治体分については、5月の学会(裏面参照)にて報告予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 高橋 幸枝: "市町村保健活動関係者の現任教育に求められるもの"第28回日本保健医療社会学会大会プログラム・抄録集. (印刷中).

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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