研究概要 |
【研究目的】 本研究の目的は、処置場面における子どもと看護婦の関わりから、看護婦の関わりの要素と関わりのタイプの関連を明らかにすることである。 【研究結果と今後の研究計画】 先行研究(課題番号11771570)で明らかにするに至らなかった、関わりの要素と関わりのタイプの関連を、平成13年度〜14年度の2年間で明らかにするため、ケース数を増やし、分析を続けていく予定である。研究デザインは、Grounded Theory Approachに準じた手法で、継続的比較分析を行う。 <平成13年度> 主に文献検討を中心に行った。先行研究にて、1993年1月〜1999年8月の期間、文献検討を行っているため(処置場面における子どもの行動・反応と看護婦の関わりに関する文献検討,4(1),51-63,聖路加看護学会誌)、1999年9月〜2002年1月の期間に発表された研究論文について検索を行った。検索は、「子ども・小児」と「処置」に関連するキーワードを用いて、CINAHL、医学中央雑誌、最新看護索引等より実施した。その結果、研究論文は国内7件、海外10件であった。国内では子どもが処置場面においてどのような体験をしているのかを探るものが継続して研究されていた。また、海外では痛みを伴うことと関連して、痛みに対する介入や評価に関するものが多かった。 <平成14年度> 施設への研究協力依頼、及び決定、データ収集・分析を実施する。これらを進めていく際、研究の倫理的配慮を十分行う。また、当該所属研究機関の研究倫理審査委員会の審査を通過した後、実施するものとする。
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