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2001 年度 実績報告書

子どもの社会的ネットワークの広がりと母親の子育て負担感

研究課題

研究課題/領域番号 13780071
研究種目

奨励研究(A)

研究機関東京学芸大学

研究代表者

倉持 清美  東京学芸大学, 教育学部・生活科学部, 講師 (30313282)

キーワード子ども / 母親 / 子育て支援 / 社会的ネットワーク / 幼稚園
研究概要

幼稚園保育者との会合を重ねる中で、幼稚園入園とともに抱える母親の実質的な子育て負担が減少する面と、精神的な面で新たに負担が増加する面とがあることがわかった。子どもといる時間が少なくなるとともに、母親の拘束感が減少する。一方で、子どもが幼稚園という新たな社会に属するようになることで生じる子どもの友達関係、それに伴う保護者間の軋礫などの精神的な負担感が増加する。保育者との話し合いで、どのように介入していくべきなのかが探られた。また、子ども自身は、幼稚園になれるとともに、それまでの知り合いの枠を越えて、新たな人間関係を模索しはじめるようになる。当然ぶつかり合いも見られるようになるが、そうした様々な相互交渉を経て、関係を深めていくことがわかった。
母親を取り巻くサポートによっても、母親の負担感は変わってくる。一番のサポートは夫であるようだが、新たな場での母親同士の友達関係が円滑に行けば、母親をサポートするものとして母親にとって重要な資源になることが伺える。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 倉持清美: "保育的視点から刑部論文(1998)を読んで"発達心理学研究. 11. 224-226 (2000)

  • [文献書誌] 倉持清美, 中澤智恵, 岡村毅, 及川裕子, 木村恭子, 岸田泰子: "妊娠期の夫婦の特徴-第一次質問紙調査とインタビュー調査から"東京学芸大学紀要. 53. 73-81 (2001)

URL: 

公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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