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2001 年度 実績報告書

ステレオ型イメージスキャナの開発と3次元物体のモデリングに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 13780286
研究種目

奨励研究(A)

研究機関徳島大学

研究代表者

浮田 浩行  徳島大学, 工学部, 助手 (60284311)

キーワード3次元形状復元 / イメージスキャナ / ステレオ法 / キャリブレーション / 画像補正 / 陰影からの形状復元 / 複数光源 / モデリング
研究概要

本研究では,従来よりも容易にかつ正確に3次元物体の形状情報や色情報を取得するため,ステレオ型イメージスキャナを開発し,これを用いた3次元形状復元方法および物体のモデリング方法について検討する.本研究の内容は,平成11・12年度に行われた奨励研究(A)「イメージスキャナを用いた書籍表面および3次元物体の形状復元」(課題番号11780276)をさらに発展させたものである.従来は,スキャナで撮影された画像中の明度情報から物体形状を復元する方法について検討してきたが,今回は,この方法に加えて,対象物体に対し相補的な効果を持つステレオ法を組み合わせ,より一般的な物体についての形状復元を行うことを目的としている.この目的に対し,本年度は,まず研究の中心部分であるステレオ型イメージスキャナの設計を行い,必要な部品・装置の購入及び試作を行った.この結果,イメージスキャナはCCDセンサを移動させながら画像を撮影する方式であるため,移動中のセンサの位置・方向にずれが生じると精度良く形状計測できないという問題が判明した.そこで,スキャナ内のCCDセンサの位置・方向のずれを画像を用いたキャリブレーションによって計測し,撮影した画像や形状計測結果を補正する手法について検討した.そして,実験によってその有効性を確認した.また,明度情報による形状復元方法についても検討し,従来は白い物体のみを対象としていたが,複数の光源を持つイメージスキャナを用いて白以外の場合についても形状を復元する方法を考案し,その内容について電子情報通信学会英文論文誌(D)(2001年12月)に発表した.来年度は,ステレオ法と明度による手法を組み合わせた形状復元方法の検討および効率的に物体形状を扱うためのモデリング手法について検討する予定である.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Hiroyuki UKIDA, 他1名: "3D Shape Reconstruction Using Three Light Sources in Image Scanner"IEICE TRANSACTIONS on Information and Systems. Vol.E84-D, No.12. 1713-1721 (2001)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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