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2001 年度 実績報告書

情報弱者のための協調作業支援システムに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 13780319
研究種目

奨励研究(A)

研究機関東京大学

研究代表者

杉本 雅則  東京大学, 情報基盤センター, 助教授 (90280560)

キーワード協調作業支援システム / 拡張現実感 / ヒューマンコンピュータインタラクション / 情報検索
研究概要

本研究は、幼児や高齢者のような情報弱者であってもコンピュータを意識することなく、情報通信技術を活用した活動を支援するためのシステムの構築を目指している。本年度は、RFID(Radio Frequency Identification)技術に基づくセンシングボードを活用し、他者と相互作用しながらインターネット上の情報資源にアクセスするためのシステムの構築を進めた。具体的には以下の通りである。
・ボード上に配置されたタグの空間的な配置に基づき、検索式に変換する機能
RFIDタグに検索語を割り当て、そのタグをボード上に配置することにことにより、WWWなどの情報資源にアクセスできるようにした。キーボードやマウスで検索語を入力するのではなく、直接タグに触れ、操作できるようにすることで、誰でも容易に情報検索できるようにした。タグの空間配置に基づき、AND, ORなどの論理式に変換できる機能を実装した。
・ネットワーク上の情報資源にアクセスし、構築された検索式を用いて検索を行う機能
変換された検索式を用いて、WWWのインデックスサーバを検索し、関連するページを取得する機能を実装した。
・検索された結果をボード上に投影し、視覚的に表示する機能
検索結果を分かりやすく表示することはコンピュータに不慣れな人にとって、極めて重要である。そこで、検索結果を視覚化し、プロジェクタを介してボード上に投影することにより、没入感の高い環境で作業が出来るようにした。また、複数の利用者が同時にタグを操作することが可能であり、利用者の操作に応じて投影される画像が動的に変化する。そのため、利用者は楽しみながら、システムを用いることが可能となった。

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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