研究概要 |
研究代表者は,これまで主に情報視覚化(情報の可視化:Information Visualization)およびCSCW(Computer-Suported Cooperative Work)・グループウェアに関する研究を行ってきた.そして,インタラクティブな操作環境として情報視覚化をとらえれば,それはもはや単に情報を視覚化するだけのものではなく,GUIのようなユーザインタフェースのプラットフォーム技術になり得ると考え,情報視覚化技術をグループウェアなどのネットワークアプリケーションに対して活用していくことにも興味を持っている. 本年度は,既存のグループウェアをユーザインタフェースの面から検討し,まず実装システムに必要な機能を厳選した.その上で,3次元情報視覚化を用いたアプリケーションのプロトタイプをいくつか実装している.プロトタイプの実装にあたっては,なるべく既存のオープンソースのソフトウェアを利用している. まず,X Window Systemをベースにして,3次元的な階層を持ったウィンドウシステムを実装し,ユーザに利用してもらうことによって必要な機能検討を行った.また,スケジュール管理ソフトウェア,ファイル管理ソフトウェア,表計算ソフトウェア,地図表示ソフトウェア等,納豆ビューの技術等の3次元視覚化が有効である思われるアプリケーションソフトウェアを選択しその基本機能を実装している.3次元グラフィクスの実装にあたっては,OpenGLを用いている. 共有情報の管理機構に関しては,必要な機能を検討し設計を行っている段階である.複数のユーザが同じ画面を共有して作業が進められたり,アプリケーション間でデータをドラッグアンドドロップするなど,遠隔作業者同士での同期的な連係ができるような,システムを設計し実装を開始している.
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