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2001 年度 実績報告書

小脳の形態形成に関わるリン酸化タンパク質の網羅的解析

研究課題

研究課題/領域番号 13780618
研究種目

奨励研究(A)

研究機関東京都立大学

研究代表者

田岡 万悟  東京都立大学, 理学研究科, 助手 (60271160)

キーワードMass spectrometry / Liquid chromatography
研究概要

13年度は申請書に記載の通り、技術開発を中心に研究を進めた。
ナノ流量のHPLCシステムとして、数十nL/minレベルでの濃度勾配溶出法を分流器無しで適用できる送液系をもつ山内らの「ナノLCシステム」を導入した。また、150μm内径のフューズドシリカ管の先端をレーザーで加工して、MSとのインターフェースの死容積をゼロにした特殊形状カラム(フリットレスカラム)を導入することで、ナノLCシステムとESI/Q-TOFMSのインターフェースとした。これを質量分析計-データ解析PC(MS-解析PC)とオンラインで連結することで、自動的なタンパク質の同定システムを構築した。このシステムの特徴は、LCで分離した試料を拡散させることなく超低流速で直接MSへ導入できることで、100フェムトモル程度の標準ペプチド混合物が再現的に解析できるようになった。また、数μgのタンパク質混合物に含まれる100種類程度のタンパク質を一度の分析で分離し、一括データ解析後に自動的に同定できるようになった。検出系の高感度化に予想以上に時間を要したため、チロシンリン酸化タンパク質の酵素による切断および、抗チロシンリン酸化抗体を利用したチロシンリン酸化ペプチドの選択的な回収方法の検討は今年度末から来年度はじめにかけて行うこととした。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 田岡 万悟: "細胞内機能性複合体解析のためのタンパク質大規模解析システム"実験医学. 20(1). 8-12 (2002)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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