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2001 年度 実績報告書

野生型遺伝子の導入によるI型糖尿病ラット(KDP)の表現型回復実験

研究課題

研究課題/領域番号 13780659
研究種目

奨励研究(A)

研究機関千葉大学

研究代表者

横井 伯英  千葉大学, 医学部, 助手 (70311610)

キーワードI型糖尿病 / 原因遺伝子 / マッピング / 物理地図 / ゲノム解析 / ラット
研究概要

本研究は、KDPラットのI型糖尿病原因遺伝子Iddm/kdp1を同定し、当該遺伝子に対応する野生型遺伝子の導入によるKDPラットの表現型回復実験を行って、当該遺伝子が真の原因であると証明することを目的とする。
すでに、当該遺伝子座領域をラット第11染色体上の3.1cMの範囲に限定し、ラットYACおよびBACクローンを用いて当該領域全てを包含する物理地図を構築した。さらに構築した物理地図を用いたゲノム解析により当該領域内に存在する複数の遺伝子を単離している。
今年度は、これらの遺伝子の中から候補遺伝子を選択し、それについてKDPラットと正常ラットとの間でRT-PCR解析および塩基配列の決定等により詳細に比較解析した結果、KDPラットに特異的な変異を同定した。次いで、当該遺伝子に対応する野生型遺伝子をクローニングし、それを強制発現系および組織特異的に発現するプロモーターの支配下に発現するトランスジェニック動物を作出した。現在は戻し交配にてKDPラットの遺伝的背景にトランスジーンを移す作業を進めている。
今後、戻し交配世代において、トランスジーンの有無と膵島炎および糖尿病の発症との関連を調べる。ここで、トランスジーンの導入によってKDPラットの膵島炎および糖尿病の発症が認められなくなることが確認できれば、当該遺伝子が真の原因遺伝子であると証明される。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Okamoto, M. et al.: "Linkage mapping of the mouse nephrosis (nep) gene to chromosome 15"J. Vet. Med. Sci.. 63(12). 1347-1350 (2001)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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