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2002 年度 実績報告書

実サイズ生体光トモグラフィによる病変部の光診断に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 13780681
研究機関大阪大学

研究代表者

近江 雅人  大阪大学, 医学部, 助手 (60273645)

キーワード実サイズトモグラフィ / 光トモグラフィ(OCT) / 共焦点トモグラフィ / イメージ到達深度 / 光ファイバ干渉光学系
研究概要

本年度は前年度の「実サイズ光トモグラフィ」の基礎実験をもとに、本手法を用いた具体的な医療診断への応用を検討した。光ファイバ干渉計を中心としてin vivo生体イメージングを行い、皮膚科、消化器系をはじめとする病変部診断への検討を行った。
(1)前年度に引続いて、光ファイバ干渉計や微小光学/集積光学技術を用いて実サイズ生体光トモグラフィ装置を小型・安定化した。(測定光学系のサイズは40X40cm^2である)
(2)上記試作装置を用いて、断層イメージングおよび屈折率分布測定による病変部の高精度光診断を検討した。ヌードマウスを用いたイメージングの基礎実験により、正常部/腫瘍部の識別ができることを確認した。
(3)消化器系への応用として胃壁、腸壁における病変部の早期診断への基礎実験を行った。とくに照射レンズの集光効果に着目し、新たに断層面内において常に焦点位置でイメージングが行えるインフォーカスOCTを提案し、癌の早期診断に重要な粘膜筋板の高精細なイメージングを可能にした。
(4)また、レーザ/共焦点光学トモグラフィを提案し、多波長光トモグラフィへの展開を検討した。とくに、皮下組織の分光イメージングを取得し、これをもとに表皮下の血中酸素濃度や沈着色素の分布測定を検討した。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Hideki Maruyama: "Low-coherence interferometer system for the simultaneous measurement of refractive index and thickness"Applied Optics. Vol.41 No.7. 1315-1322 (2002)

  • [文献書誌] Huijuan Zhao: "Imaging of in vitro chicken leg using time-resolved near-infrared optical tomography"Physics in Medicine and Biology. Vol.47. 1979-1993 (2002)

  • [文献書誌] 近江 雅人: "実サイズ光トモグラフィ"オプトロニクス. No.247. 184-188 (2002)

  • [文献書誌] Masamitsu Haruna: "Recent development in optical coherence tomography for clinical diagnoses"3rd Asian Pacific Laser Symposium (APLS2002). (Technical Digest). (2002)

  • [文献書誌] Masamitsu Haruna: "Quasi in-focus OCT using multiple tomography with shift of the lens focal plane"Asian Symposium on Biomedical Optics and Photomedicime (BOPM2002). (Technical Digest). 114-115 (2002)

  • [文献書誌] Masato Ohmi: "Ultra-high resolution OCT using a halogen lamp as the light source"Asian Symposium on Biomedical Optics and Photomedicime (BOPM2002). (Technical Digest). 116-117 (2002)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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