研究分担者 |
本蔵 義守 東京工業大学, 理工学研究科, 教授 (00114637)
長谷川 昭 東北大学, 理学研究科, 教授 (40004460)
平澤 朋郎 東北大学, 名誉教授 (80011568)
藤井 敏嗣 東京大学, 地震研究所, 教授 (00092320)
石原 和弘 京都大学, 防災研究所, 教授 (30027297)
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研究概要 |
本研究は,「地震予知のための新たな観測研究計画の推進について」および「第6次火山噴火予知計画の推進について」に基づいて実施されている地震・火山噴火予知研究の実施状況および研究成果等について全体を総合的に調査するとともに,それに基づいて,今後の観測研究のあり方について具体的に検討することを目的とする. 地震予知研究については,大学等の調査観測結果及び解析結果など研究動向を調査するとともに論文等研究成果を収集した.また,地震予知研究協議会による平成11年度及び12年度の「地震予知のための新たな研究計画」年次報告項目別,及び大学別を資料として活用するとともに,平成13年度の終わりには東大地震研究所で「地震予知研究成果報告会」を開催し,研究者,行政担当者,マスメディアなど約100名が参加して,研究の成果とその意味について議論した.その他,大学等の関係研究者に対して,電子メールやホームページによる意見聴取を実施した.それらの資料を詳細に分析し,地震活動,地殻変動,地球化学,地球電磁気等の異なる専門分野の研究者による知見を加え,地震予知研究の成果について総括的評価を行った. 火山噴火予知研究についても同様に大学等の研究動向,研究成果を調査し,マグマ学,火山化学など異なる専門分野の研究者による知見を加え,火山噴火予知研究の成果について総括的評価を行った.昨年低周波地震が増加していた富士山についても,社会的影響が大きいことから検討した.富士山は噴火間隔が長く,噴火メカニズムがよく理解されているわけではない.どのような観測研究を強化すべきか明らかにした.
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