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2001 年度 実績報告書

ダイオキシンおよび内分泌かく乱物質による副腎皮質ホルモンかく乱作用の解明

研究課題

研究課題/領域番号 13833004
研究機関広島大学

研究代表者

杉原 数美  広島大学, 医学部, 教務員 (20271067)

研究分担者 北村 繁幸  広島大学, 医学部, 助教授 (40136057)
藤本 成明  広島大学, 原爆放射能医学研究所, 助教授 (40243612)
山下 敬介  広島大学, 医学部, 助教授 (40166666)
太田 茂  広島大学, 医学部, 教授 (60160503)
キーワードダイオキシン / 副腎皮質ホルモン / 内分泌撹乱化学物質
研究概要

化学物質の内分泌かく乱作用は、野生生物の生殖異変の原因として見出されたため、特に性ホルモン様作用が問題とされ、現在、膨大な化学物質の(抗)エストロゲン、(抗)アンドロゲン作用がスクリーニングされている。しかし、「化学物質の内分泌系に対する毒性」という新しい概念で研究が進むにつれ、生殖腺への影響や性ホルモンレセプターとの結合以外に、その他多くのホルモン系に対する影響、さらにホルモン生成酵素類に対する影響も包括されるものであることが明らかになってきた。そこで、我々は、生殖系以外の内分泌腺に対するダイオキシン等環境汚染物質の内分泌かく乱作用を検索するために、卵巣、精巣と並び重要なステロイドホルモン分泌臓器である副腎に注目し、in vivoでの影響を解明する研究を計画し本年度以下の研究を行った。副腎皮質ホルモンの生成に関与する酵素系に対するダイオキシンあるいは環境汚染物質の影響をマウスを用いin vivoで精査を行った。副腎皮質のステロイドホルモンは副腎の層特異的に局在するcytocromeP450種(P450cc, P45011β, P450c21等)により生成されている。ダイオキシンやメチルコラントレン投与によるこれらP450のダイオキシン等による活性変動について検討した。その結果、それぞれの抗体を用いたWestern blotを行ったところ、大きな酵素発現量の変化は認められなかった。そこで、それぞれの酵素活性を比較することにし、P45011βなどの活性測定法を開発し、これを用いて現在活性変動について検討を行っているところである。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Sugihara, K: "Aryl Hydrocarbon Receptor (AhR)-mediated Induction of Xanthine Oxidase/Xanthine Dehydrogenase Activity by 2,3,7,8-Tetrachlorodibenzo-p-dioxin"Biochem. Biophys. Res. Cummun.. 281・1. 1093-1099 (2001)

  • [文献書誌] Takekawa, K: "Enzymatic and non-enzymatic reduction of brucine N-oxide by aldehyde oxidase and catalase"Xenobiotica. 31・11. 769-782 (2001)

  • [文献書誌] Kitamura, S: "Extremely high drug-reductase activity based on aldehyde oxidase in monkey liver"Biol. Pharm. Bull.. 24・7. 856-859 (2001)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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