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2001 年度 実績報告書

非行抑制要因に関する社会心理学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 13834003
研究機関東洋大学

研究代表者

中里 至正  東洋大学, 社会学部, 教授 (30058036)

研究分担者 小林 寿一  科学警察研究所, 補導研究室, 室長
松井 洋  川村学園女子大学, 文学部, 教授 (00095465)
松本 恒之  東洋大学, 社会学部, 教授 (10058018)
キーワード非行抑制要因 / 親子関係 / 国際比較
研究概要

本研究の主たる目的は、親子関係の良否が、子ども(中・高生)の非行抑制要因としての「道徳意識」、「愛他意識」「非行許容性」、「価値観」などと、どのような関係を有するかを国際比較によって明らかにすることである。
今年度は、アメリカ、トルコ、日本の中学生と高校生、さらに彼らの両親を対象として調査を実施した。しかし、アメリカにおける調査は、9月11日の事件と、それに続く炭素菌などの事件の影響で、大きく遅れ現在に至っている。9月11日は、当日の午後2時に、モンタナ州ミズーラ市の教育委員長と、今回調査依頼のための面談が予定されていたが、あの事件のためにその面談は5分で終了、検討させていただきたいという回答のみであった。そして、後日いただいた回答は、現時点では調査協力は致しかねる、ということであった。
現在までに調査を終了した調査対象は、日本の中・高生約1500名とその父母約1900名、トルコの中・高生約500名とその父母約900名である。これに対してアメリカの場合は、平成14年1月の段階で、モンタナ州ポルソン市の高校生約110名とその父母130名のみである。しかし、現在、ニューヨーク州立大学バッファロー校の研究者たちが、当地の複数の中学校と高校の責任者と交渉中である。予想としては、今年度中には、バファローから中学生と高校生、さらにその父母からのデータが送られてくるものと期待している。
現在のところ、われわれは入手したデータについてのみの解析を行っているが、間もなく入手できるであろうアメリカからのデータを待って、最終的な分析に入るべく準備をしているところである。

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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