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2001 年度 実績報告書

再帰的なフォトクロミック過程を用いた自己誘導型光パルス発生機構に関する基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 13835004
研究機関大阪大学

研究代表者

小西 毅  大阪大学, 大学院・工学研究科, 助手 (90283720)

キーワードフォトクロミック効果 / 自己誘導型機構 / 光パルス発生
研究概要

本研究では、再帰的なフォトクロミック過程による自己誘導型光パルス発生の原理の確認を目的としている。膜タンパク質の種であるバクテリオロドプシンを原理実証のための主材料として設定した研究を進め、同時にその他の材料の利用への知見の獲得を行う。期限内に現有のHe-Cdレーザ(青)、半導体励起固体レーザ(緑)を用いて、(1)バクテリオロドプシンの再帰的なフォトクロミック過程を用いたパルス発生機構の検討を行った。具体的には提案するパルス発生の機能の発現を目的として、バクテリオロドプシンの持つミリ秒からピコ秒までの様々な速度のフォトクロミック過程からまずミリ秒の過程を選択的に利用することにより検討を行った。本年度の研究により得られた成果・知見は次の通りである。
1.フオトクロミック過程を応用した光変調の原理の確認実験の過程で、振幅型と位相型の両方を併用した変調方法による新しい状態の非破壊的な光変調方法を見出した。
2.バクテリオロドプシンの持つ様々なフォトクロミック過程の選択的利用を実現するために、各状態での光吸収の時間的な特性に間する基礎データの獲得を行った。その結果、常温での各状態における光吸収の可能性を確認した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 岩本匡平, 小西毅, 谷田純, 岡田佳子, 一岡芳樹: "Angular Selectivity in Nondestructive Readout of Hologram on Photochromic Protein Bacteriorhodopsin"Jpn. J. Appi. Phys.. 41・3B. 51-52 (2002)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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