研究課題/領域番号 |
13837033
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研究機関 | 愛知学院大学 |
研究代表者 |
熊田 一雄 愛知学院大学, 文学部, 助教授 (60301628)
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研究分担者 |
櫻井 義秀 北海道大学, 文学部, 助教授 (50196135)
金子 珠理 天理大学, 付属おやさと研究所, 研究員
伊藤 公雄 大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (00159865)
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キーワード | 宗教 / ジェンダー / 性差別 / 女性学 / 男性学 / グローバル化 / クイア理論 / 心理療法 |
研究概要 |
各自は平成13年度から継続して調査を行っているが、主として以下の6点から研究調査を進展させた。1.文献研究:国内外の現代宗教についての研究文献およびジェンダー研究関連書から学んだ。電子メール交換で全員の必読読書リストを設定し、入手困難な図書のコピーを郵送で全員に配布した。2.宗教教団やグループへの参与観察:研究対象である宗教運動や教団の活動に積極的に参加し、関係者・信者たちへのインタビューを行って、宗教経験におけるジェンダーの諸相を再構築した。熊田は「大本」、伊藤は「プロミスキーパーズ」、金子は「天理教」、櫻井は「世界基督統一教会」、薄井は「聖公会」に調査対象を求めた。3.教団の研究所との情報交換:熊田は大本、金子は天理教、薄井は聖公会の教団付属研究所と意見交換を行った。4.学会・研究会での発表:熊田・金子・薄井は関連学会(熊田は日本社会学会)・研究会(熊田は近代日本男性史研究会・薄井は「グローバル化と個人」研究会・金子は天理大学宗教研究会)で口頭発表を行った。5.研究会の開催:6月(関西学院大学)と9月(さいたま男女共同参画センター)に科研プロジェクトの研究会合宿を開催し、活発な意見交換を行った。6.メンバーをメーリングリストで結びつけ、常時活発な意見交換を行った。研究の途中経過は既に裏面の5本の論文として公表したが、平成15年度6月に各自原稿用紙80枚程度の、最終成果報告書の叩き台となる論文を提出する予定で、各自が論文の取りまとめの準備に従事した。
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