研究課題/領域番号 |
13837036
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ジェンダー
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研究機関 | 京都文教大学 |
研究代表者 |
西川 祐子 京都文教大学, 人間学部, 教授 (50183538)
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研究分担者 |
鵜飼 正樹 京都文教大学, 人間学部, 助教授 (70192507)
杉本 星子 京都文教大学, 人間学部, 教授 (70298743)
遠藤 央 京都文教大学, 人間学部, 教授 (10211781)
篠原 聡子 日本女子大学, 家政学部, 助教授 (20307987)
森 正美 京都文教大学, 人間学部, 助教授 (00298746)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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キーワード | ニュータウン / ジェンダー / 階層分離 / 少子高齢化 / ネットワーク / 公領域 / 私領域 / 共用空間 / 都市計画 |
研究概要 |
以下の3項目の実施により、ニュータウンにおけるジェンダー変容の解明を進め、日本型ニュータウンの特徴を抽出し、今後のグローバル規模の研究の基礎的枠組みをつくった。 1)全国の主要なニュータウン、千里、高蔵寺、松戸、幕張、東雲、岐阜県営住宅ハイタウン北方および多摩において、資料収集および行政担当者と住人へのインタビューを実施し、比較による各ニュータウンの共通性と特性を明らかにした。2)京都府の向島ニュータウン、グリーンタウン槙島、東京都の赤羽団地で,住人ネットワーク、育児環境、少子高齢化、建て替え問題などについてのフィールド調査を行い、ニュータウンにおけるジェンダー変容の実態を明らかにした。3)ニュータウンに関する都市計画、建築、人類学、社会学、ジェンダー研究の文献および行政資料、統計資料等を収集しデータベース化した。 上記の成果をもとに1)中間報告論文西川・杉本・森(2003)を発表した。2)2003年11月29日に宇治市と共催で公開シンポジュウム「集まって暮らす-ジェンダーをひらこう」を開催し、地域と大学の連携による研究成果の社会還元をおこなった。3)2004年6月5日、日本文化人類学会における分科会「ニュータウンの文化人類学の可能性」(報告:杉本・西川・鵜飼・森、コメント:篠原)で研究報告および討論を行った。4)随時研究成果を雑誌などに発表し、最終的に、研究成果報告書(A4版 140頁)を作成した。赤羽台団地の教養空間と住民ネットワーク(篠原)、ニュータウンに住む高齢者の地域生活について(豊田)、男性にとってのニュータウン暮らし(鵜飼)、ニュータウン子育てライフの変遷(森)、表象都市ニュータウン(杉本)、マレーシア首都嫌悪形成とニュータウン(遠藤)の6論文、西川・杉本・森(2003)、西川(2003)の再録、データベースを掲載した。
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