研究分担者 |
堀川 貴司 国文学研究資料館, 研究情報部, 助教授 (20229230)
武井 協三 国文学研究資料館, 研究情報部, 教授 (60105567)
原 正一郎 国文学研究資料館, 研究情報部, 助教授 (50218616)
柴山 守 大阪市立大学, 学術情報総合センター, 教授 (10162645)
鈴木 淳 国文学研究資料館, 整理閲覧部, 教授 (40162953)
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研究概要 |
本研究は欧米の研究者とのコラボレーションによる日本文学とその周辺のためのコンテンツの充実,すなわちデジタル・アーカイブズの共同構築とその流通促進を目的とする。欧米に共同研究拠点を設け,コラボレーション・システムを構築し,次の3課題を研究する。 1.日本文学のための国際的コンテンツの整備 2.日本文学研究資料情報アーカイブズの共同構築と利用 3.メタデータ・データベースの構築と共有化 定例的に2ヶ月に1度研究会を開催し(計6回),研究討議を行った。またこの他に,随時のミーティングを月1回程度開き,研究連絡・推進・調整に当たっている。さらに,日々の研究推進に当たってはメーリングリスト,ホームページにより,緊密な研究連絡,調整を行っている。共同研究者としてアメリカ,イギリス,フランス,イタリアとの枠組が整ってきた。 なお,具体的な研究成果は以下の通りである。 1.システム研究:導入した基本サーバにおいてコラボレーション・システムの要求仕様を各国の研究拠点において固めた。 2.コンテンツ研究:各国の研究者との連絡調整により,網羅的な高品質の学術研究用情報を選び,収集法・デジタル化法を検討し,具体的な情報・データ収集をスタートした。重要な研究拠点として,日本学関連学協会の協力を得ている。例えば,BAJS : British Association for Japanese Studies(英国日本研究協会),AISTUGIA : Associazione Italiana per gli Studi Giapponesi(伊日研究学会),SFEJ : Societe Francaise des Etudes Japonaises(フランス日本研究学会),AAS : The Association for Asian Studies(アジア学研究学会)である。国際学会では,EAJS : European Association for Japanese Studiesとの共同研究を進めている。 一方,関連する様々な国内外の研究会やシンポジウムに積極的に参加し,研究発表並びに報告を行い,評価を得た。以上については、今年度作成した研究成果報告書にまとめている。
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