研究課題/領域番号 |
13854022
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研究種目 |
基盤研究(S)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
病態科学系歯学(含放射線系歯学)
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研究機関 | 東京大学 (2002-2005) 東京医科歯科大学 (2001) |
研究代表者 |
一條 秀憲 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (00242206)
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研究分担者 |
武田 弘資 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 助教授 (10313230)
松沢 厚 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 助手 (80345256)
西頭 英起 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, COE拠点形成特任教員(研究員) (00332627)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2005
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キーワード | ASK1 / MAPキナーゼ / アポトーシス / ストレス / カルシウム |
研究概要 |
本研究計画は、ASKファミリーキナーゼ系を介したストレス応答の分子機構の解明を軸として「量の差を質の違いへ」という細胞内情報処理システムの作動機序を明らかするために、物理化学的ストレスによるASKファミリー活性化機構の詳細の解明を中心に研究を行なった。具体的には、1)酸化ストレスならびに小胞体ストレスによるASK1活性化機構の詳細の解明、2)ASK1活性化の量的、時間的モニター法の開発と活性化ストイキオメトリーの測定、3)ASK1阻害低分子ならびに活性化低分子の探索、4)ASKファミリー分子群の活性制御機構の解明、5)ASKファミリー分子群のノックアウトマウスの樹立、6)ASK1の欠失が遺伝子発現ならびにタンパク修飾に与える影響の解析とその細胞運命変化への意味付け等に挑戦し、ASKファミリーの下流で働く分子群の活性化持続時間の違いが様々な細胞応答における質の違いを産み出す機構として働いていることを突き止めた。以上、本研究成果として得られたこれらの学術的成果は、ASKファミリーを介したストレス応答におけるシグナル伝達機構の解明に基づく薬剤開発が、革新的神経変性疾患治療薬ならびに抗炎症薬の開発に繋がる可能性を示唆している。
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