研究課題/領域番号 |
13871030
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研究種目 |
萌芽的研究
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
山田 裕子 同志社大学, 文学部, 助教授 (80278457)
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研究分担者 |
武地 一 京都大学, 医学研究科, 助手 (10314197)
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キーワード | 早期痴呆患者 / 家族介護者 / QOL / ソーシャルワーク / グループ介入アプローチ / 介護状況のアセスメント / もの忘れ外科 / サポートグループ |
研究概要 |
前半は平成13年度の目的である調査への準備に費やされた。まず8月17日から9月4日まで、研究代表者山田がミシガンに出張した。ミシガン大学のミシガンアルツハイマー病研究センターのClinical Core及びMemory Impainnent Clinicの責任者フォスター教授との会見で情報交換を行ない、今後の研究への助言を得た。ミシガン大学病院老年科シニアリソースセンターで行なわれている痴呆高齢者のためのデイサービス「シルバークラブ」と早期痴呆患者のためのサポートグループ「コーヒーハウス」、痴呆患者の家族介護者のサポートグループに参加を許され、参与観察とスタッフ、カレン、ヴェトー、エイミー、クルーガーの両氏から聴き取りを行った。老年科クリニックのソーシャルワーカー、ルース、キャンベル氏からも助言を得た。ミシガン大学ソーシャルワーク学院、医学部両図書館で主に米国での早期痴呆患者とその家族に対する支援文献検索を行なった。 研究代表者山田は北欧と日本の痴呆ケア事情の情報収集のために10月23日国際長寿センター主催のシンポジウム(東京)、12月1日、日本痴呆ケア学会(四日市市)に参加した。12月、2回に渡り、山田と共同研究者武地は物忘れ外来の患者3名とその家族介護者の過去1〜2年の経過をもとに事例研究を行い、介護や経過に影響する要因について、研究モデルと仮説の構築を行なった。12月の半ばから調査項目の選定に向け作業を行なった。質問票を作成し、1月調査員の打ち合わせ訓練、2月プリテスト実施、質問票の改訂を経て印刷を依頼した。現在順次聴き取り式にて対象者から調査を実施中である。 当初、今年中に実施を計画した調査の解析とグループ介入アプローチの設計は実施できなかった。今年度中に調査を完了し、データのインプットと解析を終え、それをもとに直ちに介入アプローチの設計の実施を計画している。
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