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2002 年度 実績報告書

大学生のボランティア学習の評価に関する実証的研究〜ポートフォリオ評価の手法を手がかりに〜

研究課題

研究課題/領域番号 13871036
研究機関島根大学

研究代表者

畑 克明  島根大学, 教育学部, 教授 (70198737)

研究分担者 権藤 誠剛  島根大学, 教育学部, 助教授 (00153776)
高岡 信也  島根大学, 教育学部, 教授 (90144782)
山下 政俊  島根大学, 教育学部, 教授 (20032633)
清國 祐二  香川大学, 生涯学習教育研究センター, 助教授 (60252889)
高旗 浩志  島根大学, 教育学部, 助教授 (20284135)
キーワードボランティア学習 / ポートフォリオ評価 / サービスラーニング / 体験活動 / 意識変容 / 態度変容 / 単位認定 / 評価観
研究概要

本年度は概ねふたつの研究成果が得られた。ひとつは、昨年度に引き続き当該研究室で開設している「学習ボランティア基礎」(1単位:第1セメスター)及び「学習ボランティア実習」(1単位:第2セメスター以降に取得)の受講者を対象とした、ボランティア活動体験とその活動記録の収集と分析である。今年度は夏期休暇中に実施した中山間地域の小規模小学校での児童との交流学習を記録し、学生への聞き取り調査を行った。その結果、交流学習に向けた準備の過程が教育実習のそれとは質の異なる学びとして内面化されていった様子が明らかとなった。
もうひとつは、ミシガン州立大学での現地調査である。サービスラーニングヘの取り組みの状況とポートフォリオ評価の活用の仕方について、担当教官、事務官、学生それぞれにインタビューを実施した。ミシガン州立大学でのボランティア学習はサービスラーニングセンターを中心に行われていた。公的機関から民間企業まで地域のさまざまな組織・団体と連携協力しつつ、数百に及ぶ活動メニューを学生に提供している。地域課題の解決に関するプログラム、障害者支援に関するプログラム、インターンシップに近いプログラム、海外での活動プログラム等多種多彩である。このようなボランティア学習は学生自身がポートフォリオと呼ばれるファイルに綴りながら学習の内面化を図っていた。学生にとってサービスラーニングとは、地域課題への強い関心と真摯な態度を喚起する重要な学習であることが明らかとなった。

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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