研究概要 |
1 本研究の1年目にあたる平成13年度は,主として明治期に創刊された教育関係雑誌・新聞を調査し,アイヌ教育関係記事を収集した。当該雑誌・新聞の調査にあたっては文部省学術情報センター編『学術雑誌総合目録』(平成8年版)所収データを基礎資料とし,その不足分を研究代表者の独自調査で補った。 2 平成13年度に調査を行なった教育関係雑誌・新聞(一部割愛)と所蔵機関は次の通りである。 (1)教育関係雑誌・新聞/『関西教育』『教育評論』『教育の実際』『同志教育』『普通教育』『学海之指針』『新教育』『教育壇』『日本教育雑誌』『教育園』『児童』『教育界』『教育雑誌』『学芸之世界』『小学校』『初等教育』『教育公報』『日本教育』『大日本教育会雑誌』『高等小学』『内外教育評論』『国民教育』『教育博議』『教師之友』『国民之教育』『教育公論』『実験教育指針』『小学雑誌』『図画教育』『日本之小学教師』『小学生徒』『小学教文雑誌』『教育研究』『文』『教育実験界』『教育診断』『映画教育』 (2)所蔵機関/東京大学法学部附属明治新聞雑誌文庫,京都大学附属図書館,神戸大学附属図書館,岡山大学附属図書館,甲南女子大学図書館,天理大学附属天理図書館,同志社大学人文科学研究所,四国学院大学図書館,国立国会図書館,大阪府立中央図書館 3 平成13年度の調査を通して,全国規模の教育ジャーナリズムが「北海道旧土人保護法」の制定(明治32年)を契機として,それまで無関心に等しかったアイヌ教育間題を積極的に取り上げていくことが明らかになった。
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