研究課題
平成13年度の技術的確認と予備的研究の成果を受けて、平成14年度では、実際に外国人教師による授業を録画し、編集作業の結果の一部を試験的に映像配信した。ヒンディー語、ウルドゥー語、トルコ語、そしてドイツ語でネイティヴの教官の協力をえて、実際の授業を録画した後、各分担者が編集作業を行った。その後、本研究分担者全員による編集会議を開き、録画と編集作業における問題点を検討した。さまざまな問題点と技術上の困難が指摘されたが、その多くは今後の課題として取り組むこととした。中でも、授業そのものの映像化を意識した、演出と構成が欠かせないことが確認されたが、これについては、どの程度の語学レベルが要求されているかなど、インターネット訪問者の期待する内容を正確に把握することが重要であるが、これらは今後、本研究をさらに深めていく過程で検討していくこととした。ヒンディー語を初めとする各言語で、録画編集の結果、それぞれ数分程度の長さにまとめた後、ヒンディー語録画分を本学ホームページ上の南アジア地域文化専攻のホームページにおいて公開した。しかし、上に述べた授業そのものの適切な演出・構成が未だ不十分なことが主たる原因となり、短期間の試験的な公開以上のものとならなかった。現在、コンテンツを再編集して、ヒンディー語については、一部をホームページに再度公開している。公開期間中に蓄積した学内外の訪問者の意見をまとめ、コンテンツの改善のために研究参加者全員に報告書として配布した。