平成13年度に行った研究実績の概要は次の通りである。 1.資料収集 国立国会図書館、大阪国際児童文学館、梅花女子大学図書館など、および中国上海、天津等地の関係機関で、資料の収集を行った。 2.口頭発表 5月児童文学関西例会(梅花女子大学)で「最近の中国創作児童文学に見る趣向-「中国幽黙児童文学創作叢書」を読んで-」という研究発表をした。 9月東アジア比較文化国際会議(中国・南開大学)で「漢字文化の中日通用性による古典小説の現代的享受-『西遊記』『封神演義』における日本の翻案-(日本語)」という研究報告を行った。 3.研究論文 口頭発表の内容を基づき、加筆修正し文章化にした論文2本と、ほかの1本を研究雑誌で発表した。詳しくは「11.研究発表」欄に記載のため省略。 そして、この研究を教育の場で生かそうと試みた。大学で「世界の児童文学・アジア篇」、「中国の古典と現代児童文学」という内容の講義を行った。
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